電験3種の過去問題集おすすめ3選!あなたに最適な過去問が見つかります
こんにちは、せでぃあ(@cediablog)です。
電験三種のおすすめ過去問題解説書はありませんか?
このような悩みにお応えします。
電験三種の過去問題集は、いろいろな出版社から販売されています。
そして、当たり前ですが問題と解答はどの本も同じです。
何が違うのか?というと「ページの構成」と「回答の解説」になります。
私は電験三種に合格するまでの4年間、ひたすら試験勉強を行ってきました。
その中で多くの試験勉強時間を費やしたのが、過去問題集を使った反復学習です。
過去問題集の選択は、あなたの電験三種合格の明暗を分けるほど重要であるといっても過言ではないと思います。
本記事では、電験三種を独学で合格した筆者が選ぶ「おすすめ過去問題集」と「その特徴」を紹介します。
ぜひ、あなたを合格に導ける問題集を見つけてください
何のために過去問学習をするのか?
あなたは過去問題集をすることで、何を得たいと思っていますか?
過去問題集を使った過去問学習の目的を考えてみます。
- 単元ごとの理解度を把握し、向上させる
- 問題の回答速度を向上させる
- 同一・類似問題出題への対策
過去問学習を使って学習することは、「知識の向上」と「解ける問題のバリエーションを増やす」ことに寄与します。
このことから、過去問学習は試験前の仕上げ学習であり、重要な学習方法です。
過去問を使った学習方法
①過去問を解く
②解けなかった問題について学習する
③再度過去問を解く
④解けるようになるまで②と③を繰り替えす
このように、過去問学習は何度も繰り返して習熟度を磨いていく活用方法になります。
過去問が解けるようになることで、知識が身に着いたという自信を得ることができるのです。
私も、何周も同じ過去問を解いて学習していました
さあ、過去問学習の目的が整理できたところで、自分に合った過去問題集を探していきましょう!
過去問を解く前にテキストを使った基礎学習はマストです!
みんなが欲しかった!電験三種の10年過去問題集
だれもが知っている、「みんほし」シリーズです。
大きな特徴として、問題と解答が別々の冊子に分けられているところです。
別冊子になっていることで、実際の試験により近い環境で学習することができます。
試験時間内に、問題を解くペース配分をつかむための練習ができます
- 出版社:TAC出版
- 過去問年数:10年分
- 印刷色数:2色刷り
- 出版形態:紙書籍+電子書籍
- 税込価格:3,080円(紙書籍)
この本がおすすめな人
・図書館などに持ち込んで自習したい方
・紙書籍での学習をしたい方
・試験時間内でのペース配分をつかみたい方
分厚く重たい本が5冊に分けられる
問題集1冊と科目ごとの回答解説編4冊に分けられる仕様になっています。
今日は、図書館で理論だけ勉強したい!と思ったときは、問題集と理論の回答解説編の2冊だけ持ち歩けば良いです。
これにより、持ち運び時の荷物のかさばりや、重量の負担を軽減することができます。
荷物が軽くなるのは嬉しいですね!
難易度と重要度表示で学習の優先順位付けができる
各問題に対して「難易度」と「重要度」が、それぞれ3段階で表示されています。
難易度
A:絶対に解きたい、易しい問題
B:半分以上は解きたい、通常難易度の問題
C:解けなければ後回しにすべき、難しい問題
重要度
A:解けるようになるまで最優先で学習すべき問題
B:解けるようになるまで復習すべき重要問題
C:余裕があれば復習する程度で良い問題
これにより、後回しにしても良い問題と確実に解けるようになっておくべき問題を選別することができるため、より効率的に学習をすすめることが出来ます。
試験本番の練習ができる
多くの過去問題集は、問題と解説が別冊になっていません。
それに対し、みんほし過去問題集は問題編だけで独立した1冊になっています。
試験時間を計りながら試験問題を解くことで、時間配分などの感覚をつかむことができます。
回答が近くにあると気になってしまう方は、別冊タイプがおすすめです
誰でもわかる過去問題集
誰でもわかる過去問題集の科目別シリーズになります。
こちらは電子書籍のみの取り扱いのため、初めて知った方もいらっしゃるかと思います。
誰でもわかるシリーズといえば、とにかく「やさしい」、「分かりやすい」にこだわった解説が最大の特徴です。
今回紹介する問題集の中で、唯一のフルカラー書籍かつ、令和4年度下期まで含めた全11回分まで網羅されています。
令和4年度下期の過去問解説本が欲しい方には、絶対おすすめです!
- 出版社:誰でもわかる電験参考書研究会
- 過去問年数:10年分(全11回分)
- 印刷色数:フルカラー
- 出版形態:電子書籍
- 税込価格:1,180円(理論)、1,690円(機械・電力)、1,170円(法規)
この本がおすすめな人
・やさしい解説本を探している方
・電子書籍で学習をしたい方
・科目別合格者の方
解説がとことん分かりやすい
印刷コストがかからない電子書籍のメリットを生かして、解説ページ数が多く、ていねいな解説がされています。
図や色分けをふんだんにつかって、その名の通り「誰でもわかる」解説が意識されていることが伝わってきます。
問題を回答するために必要な「計算で用いる公式」もクローズアップ記載されており、公式が暗記できていない初学者さんも安心して過去問学習に取り組むことができます。
電子書籍なので、通勤電車内でも気軽に学習できますね!
公式もバッチリ復習できる
解説ページでは、その問題を解くために必要な公式についても、分かりやすく記載されています。
「〇〇の法則を使って解きます」なんて書かれていたら、参考書を探して調べないといけないですよね?
電験三種の試験科目は学習量が多く必要ですが、忘れがちな公式についても過去問解説を通じて復習することができます。
狙った科目の過去問学習ができる
科目毎に販売されているので、合格したい狙った科目の過去問題集を選んで購入することができます。
科目合格者で、残りの科目を徹底して学習したい方におすすめです。
科目別のため、4科目が網羅された過去問題集を購入するよりもコストを抑えることができます。
やさしい過去問解説書を探している人には、特におすすめです
電験3種 過去問題集(電気書院)
問題ごとに「難易度」と「類題出題年」がひと目でわかる工夫がされている、過去問題集です。
また、問題と解説が見開きで一度に確認することができることも特徴です。
回答が気にならないようにするための、ブラインドシートが付属しています。
科目ごとに取り外しができる「分冊版」になっていることも特徴です
- 出版社:電気書院
- 過去問年数:10年分
- 印刷色数:モノクロ
- 出版形態:紙書籍+電子書籍
- 税込価格:3,135円(紙書籍)
この本がおすすめな人
・見開きで学習できる過去問題集を探している方
・多く出題されている類似問題を徹底的に学習したい方
・科目ごとに取り外せる別冊
解けるようになるまで特訓できる
見開きになっているため、問題を解いたらすぐに正解しているか確認することができます。
その場で何度も同じ問題を解いて、正解できるようになるまで先に進まないといった特訓が可能です。
見開きのデメリットである「答えが見えてしまう」ことについては、付属のブラインドシートで回答を隠すことで対策できます。
これにより、問題の回答に集中することができます。
見開きだと、ページをめくる手間も少なくていいですね!
重要な科目である理論には別解が紹介されている
自分が解いた方法と問題集の回答手順が異なっていると、不安になったりしますよね?
複数の問題を解く手順を知っておくことで、抑えておくべき肝の要素が把握できるメリットがあります。
本書籍では、令和元・4年度の別解が増量されました
類似問題を徹底して学習することができる
この書籍では、難易度と類題が問題毎に記載されています。
高難易度問題は深追いせずに、類似問題が多い問題は出題頻度が高いので解けるまで繰り返し学習する作戦を取ることが可能です。
難しい問題は解説を見ても理解することが難しかったり、理解するために多くの時間を必要とするため貴重な学習時間の割り振りが難しくなります。
電験三種の合格目安は60点と言われています。
難しい問題は多少パスしても十分合格できる可能性があるため、「高難易度ではない問題を解けるようになる」ことが大切です。
あわせて持つべき、鬼に金棒な1冊
令和4年度の電験三種試験「理論」にて、過去に出題された問題とまったく同じ問題が7問も出題されていたことをご存知でしょうか?
令和4年度「理論」で過去問が使いまわされた問題数
・上期(2022年8月試験):4問
・下期(2023年3月試験):3問
過去問学習ってやはり、大切なんですね!
このような過去問の流用が見られた今、対策しない手はありませんよね?
実際に使いまわしされた問題は、2002年~2008年に出題された10年以上前の過去問でした。
そこで、過去10年間の過去問に加えておすすめしたいのが、こちらの本です。
- 出版社:誰でもわかる電験参考書研究会
- 過去問年数:1999~2012年の14年分
- 印刷色数:フルカラー
- 出版形態:電子書籍
- 税込価格:1,680円
すべての過去問が掲載されているわけではなく、厳選問題集になります。
この本がおすすめな人
・理論の合格を目指している方
・過去問の使いまわし対策に興味がある方
・とことん問題を解いて知識を深めたい方
フルカラーで読みやすい
フルカラーのいいところをふんだんに使って、「矢印の色分け」「ハッチング」など読みやすくする工夫がされています。
上記の例ですと、左側の回路を赤色、右側の回路を青色で色分けして解説しています。
色分けすることで、途中計算も理解しやすくなりますね!
とにかく解説がていねい
誰でもわかるシリーズは、だれでもわかるやさしい解説が意識されています。
一気に答えにたどり着く解説ではなく、ひとつひとつ順番に計算を進めていく解説になっています。
ていねいな解説が、わかりやすさの秘訣です
自分に合う過去問を活用しよう!【まとめ】
令和4年度から試験間隔が半年と短くなったため、効率よく過去問学習することが求められています。
あなたの合格科目数や、学習スタイルにあった過去問題集を使って合格を目指してください。
あなたの試験勉強を応援しています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
習熟度を最大限に伸ばしたい方は、15年以上の過去問のやりこみをおすすめします!
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