みんほし、誰でもわかる 電験三種のおすすめ参考書を習熟度別に紹介
こんにちは、せでぃあ(@cediablog)です。
独学初心者の私におすすめな参考書はありませんか?
このようなお悩みにお応えします。
電験三種の勉強を始めるために「まず参考書を手にするところから始めたい」という方は多いと思います。
世の中にはいろんな種類の参考書が発売されているので、どれを使うか迷いますよね?
実は、電験三種のテキスト選びを適当にやってしまうとまったく理解ができない状態に陥るリスクがあるんです。
テキストの内容が理解ができなければ電験三種に合格できませんし、モチベーションもあがりません。
要するに、自分の習熟度に応じたテキストの選び方が重要ということになります。
本記事を読めば、自分にあったテキストが見つかること間違いなしです。
習熟別のおすすめ参考書 第一位はこちら!
- 基礎学習STEP:誰でもわかる電験超入門
- 実力養成STEP:みんほしシリーズ
みんほしシリーズは、王道かつ鉄板の分かりやすさで有名ですよね!
ですが、電気の初学者さんや電気の知識に自信のない方は「誰でもわかるシリーズ」もおすすめです。
<いつから受験勉強始めた?>
大学(電気工学)卒業後、社会人になり転職して2社目のエンジニアリング会社に派遣社員として勤めてから、自身のステータスアップのために独学で勉強を始めました。
職歴についてはプロフィールを参照ください。
<独学による合格までの道のり>
1年目:4科目全部不合格
2年目:「法規」に合格
3年目:「理論」に合格
4年目:「電力」「機械」に合格し、合格持越しの2科目と合わせて『合格者』となり第三種電気主任技術者免状を受領。
- 電験三種合格に向けた勉強の進め方
- 電験三種のテキスト選びのポイント
- 習熟度に応じたおすすめテキスト
自分に合ったテキストを使うと、理解しやすく勉強も楽しくなります!
電験三種の学習ステップは3段階
電験三種の学習ステップは、大きく3段階に区別できます。
各ステップの概要
- STEP1:基礎学習
電気や数学の基礎知識を学ぶ。 - STEP2:実力養成
単元別で電気の知識を深める。 - STEP3:過去問演習
試験の実践練習+解ける問題を増やす。
STEP1からSTEP2、STEP3と順に勉強を進めていきます。
STEP3で分からない問題に遭遇したら、STEP2に戻って該当数単元について復習をして、再びSTEP3に進みます。
STEP3で過去問に対して合格基準点(基本は60点)が取れるようになれば、習熟度が高まっていると言えます。
電気の学習経験がある人、現在電気関連の仕事をしている人はSTEP2から始めても良いと思います。
実際に私は、大学の電気工学科卒業生であり、電気制御設計の仕事をしていたためSTEP2から始めました。
試験の出題範囲は広く、理解するにはかなりの反復学習が必要でした。
このような経験から、STEP2から学習を始める場合でも、テキスト選びはとても重要であると考えています。
私は初学者なので、STEP1から学習を始めたほうが良さそうですね!
STEP1:基礎学習
このSTEPの狙い
- 理論の基礎知識を学ぶ
- 公式を理解する
ここでは、STEP2の学習を始める前の「準備運動」を行います。
いきなり専門用語や公式が出てきても基礎知識がないと、理解が難しくてモチベーションが低下してしまいます。
電気の基礎学習科目である「理論」を中心とした、公式や基礎知識をじっくり学んでいきます。
STEP2:実力養成
このSTEPの狙い
- 単元ごとの理解度を深める
- 電気の法律を理解する
ここでは、電気の専門知識を深めたり、電気の法律を理解していくSTEPになります。
「理論」「電力」「機械」では、静電誘導、各種発電方法、変圧器などの単元別学習を行い知識を深めます。
また「法規」では、電気事業法などについて覚えていきます。
STEP3:過去問演習
このSTEPの狙い
- 実試験の時間配分練習
- 自分の解ける問題を増やす
電験学習の最終STEPは過去問演習による、学習の仕上げを行っていきます。
目安としては、3~5年分の過去問を使っが学習が必要になると思ってください。
試験本番さながらに過去問題を解いて、試験時間以内に全問回答できるペースを掴む練習を行います。
また、自分の解けない問題を見つけて解けるようになっていくことで、自分の解ける問題を増やしていきます。
このSTEPでおすすめの教材が、過去問題解説集です。
テキスト選びが目的の本記事では触れませんが、過去問題集も自分に合ったものを選ぶ必要があります。
おすすめ過去問題集を紹介していますので、参考にしていただければと思います。
基礎学習STEPでおすすめのテキスト3選
第1位:誰でもわかる電験超入門
第2位:みんなが欲しかった! 電験三種 合格へのはじめの一歩
第3位:これだけ数学(電験3種Newこれだけシリーズ)
第1位:誰でもわかる電験超入門
著者:誰でもわかる電験参考書研究会
ページ数:204ページ
カラー:フルカラー
販売形態:Kindle電子書籍
価格:1,180円(税込み)
この書籍のおすすめポイント
- 解説が超ていねいで分かりやすい
- 公式の解説本としても使える
- 価格が安い
(KindleUnlimited会員は0円)
著者が自ら「電験三種の参考書を使う前に使う本」と宣言しているだけあって、分かりやすさファーストの本です。
公式の解説がとにかくていねいで、電験初学者のバイブルになること間違いなし!
電子書籍なので、スマホ一つで通学・通勤中の電車内などでいつでもどこでも勉強ができます。
さらには、ノートPCやタブレット端末を使った大画面での閲覧も可能。
電子データなので、持ち運びに困らないところがいいですね!
ダメ押しのおすすめポイントが、1,180円という安さ。
しかも、KindleUnlimited会員は0円で読めるという大盤振る舞い。
控えめに言って、このボリュームで1,180円は安過ぎます!
\ 本当に誰でもわかるクオリティー /
KindleUnlimitedは30日無料お試しができるほか、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。
Kindle Unlimitedの登録方法と電子書籍のダウンロード方法、解約方法を解説しています。
電験超入門の目次と概要について知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
第2位:合格へのはじめの一歩
出版社:TAC出版
ページ数:247ページ
カラー:フルカラー
販売形態:単行本+電子書籍
価格:2,200円(単行本)
1,960円(電子書籍)
この書籍のおすすめポイント
- フルカラーのイラスト多用で分かりやすい
- 電験三種合格までの流れがつかめる、スタートアップ講座
- 公式や解き方が分かりやすい、電験のための数学編
こちらも第1位の誰でもわかる電験超入門と同じく、電気の初学者や文系出身者をターゲットにした書籍です。
ですので、これでもかというくらい解説がていねいです。
もちろんフルカラーで、イラストによる解説が分かりやすいです。
単行本の取り扱いもあるので電子書籍が苦手、という方には超おすすめな一冊です。
フルカラーイラストは本当に分かりやすいです。
\ フルカラーの図解が分かりやすい! /
第3位:これだけ数学
出版社:電気書院
ページ数:162ページ
カラー:2色刷
販売形態:単行本+電子書籍
価格:2,310円(単行本)
2,264円(電子書籍)
この書籍のおすすめポイント
- 2色刷ながらも、分かりやすい図解
- 必要十分な内容に絞り込んだ解説本
- 途中計算もしっかり解説
こちらの書籍は、フルカラーではなく2色刷なのですがそれでも色分けを上手にしていて分かりやすいです。
合格するためにはこれだけ覚えておけば十分、という公式・内容に絞り込まれているところが特徴です。
ですので、まずは重要な公式から覚えていきたいという人向けの一冊です。
\ 重要な公式から覚えられる /
実力養成STEPでおすすめのテキスト3選
第1位:みんなが欲しかったシリーズ
第2位:電験3種Newこれだけシリーズ
第3位:完全マスターシリーズ
第1位:みんなが欲しかったシリーズ
出版社:TAC出版
ページ数:842ページ(理論)
864ページ(電力)
802ページ(機械)
644ページ(法規)
カラー:フルカラー
販売形態:単行本+電子書籍
価格:3,300円(単行本)
2,941円(電子書籍)
※4科目同一価格
この書籍のおすすめポイント
- 初学者をターゲットにしたわかやすさファースト本
- フルカラーの図やイラストを多用している
- 問題集がセットになっていて実力養成に最適
実力養成STEP向けテキストとして、ダントツ1位でおすすめしたいのがみんなが欲しかったシリーズです。
電験初学者をターゲットにしており、フルカラーを活かした分かりやすい図解イラストが特徴となっています。
みん欲しシリーズの特徴として、取り外しが可能な重要過去問題集が付帯していることが挙げられます。
初学者が抵抗感を覚える難しい問題や、今後再出題されにくい奇問を排除してあるため、重要な問題から効率よく学習していくことが可能です。
初学者にやさしいテキストなんですね!
問題集がセパレートになっていて、持ち運びもしやすいです。
\ 分かりやすさが最強クラスです! /
第2位:電験3種Newこれだけシリーズ
出版社:電気書院
ページ数:426ページ(理論)
460ページ(電力)
487ページ(機械)
295ページ(法規)
カラー:2色刷
販売形態:単行本+電子書籍
価格:3,080円(理論)
3,300円(電力)
3,410円(機械)
2,750円(法規)
※単行本価格
この書籍のおすすめポイント
- 無駄を省き重要テーマに絞って解説
- チャレンジ問題も収録
- マンガ・イラストを交えたやさしい解説
みん欲しシリーズ同様に、分かりやすさを重視したテキストです。
マンガ・イラストを交えたやさしい解説が特徴となっていますが、みん欲しシリーズよりやや難しい構成となっています。
やさしい問題だけでなく、チャレンジ問題という実践級の問題も準備されており、やりごたえバツグンの内容になっています。
\ イラスト解説で分かりやすさアップ! /
第3位:完全マスターシリーズ
出版社:オーム社
ページ数:528ページ(理論)
596ページ(電力)
544ページ(機械)
494ページ(法規)
カラー:2色刷
販売形態:単行本+電子書籍
価格:3,300円(単行本)
3,234円(電子書籍)
※4科目同一価格
この書籍のおすすめポイント
- 重要なポイントの解説を強化
- 傾向問題を取り込み、頻出事項を網羅
- 解き方のポイント、公式の使い方等の説明が充実
2色ながらも、イラストが多く使われていて分かりやすくなっています。
さらには、文字の色分けやハッチングもうまく使われていてストレスを感じさせない工夫がされています。
しかしながら、完全マスターシリーズと言われるだけあって、ややレベルが高いテキストになっています。
電気の基礎知識を持ち合わせていて、がっつりマスターレベルを目指したい方におすすめな一冊です。
\ 2色ながらも分かりやすい図解が特徴 /
テキスト選びに必要なポイントは3つ
テキストは自分にとって分かりやすいものである必要があります。
分かりやすければ、理解しやすく学習効率もアップするからです。
ここからは、自分に合ったわかりやすいテキストを選ぶために必要な3つのポイントを紹介します。
- 説明や解説にイラストがたくさん使われていること。
- フルカラー表記になっていること。
- 実際に試し読みすること。
この3つを意識しておかないと、自分に合わないテキスト選びをして後悔することになります。
大切なことなので、詳しく説明していきます。
説明や解説にイラストがたくさん使われていること
文字ばかりのテキストって、分かりにくいですよね?
私は読書が得意な方ではないので、イラストを使った解説が分かりやすいと感じます。
特に上記画像のような、公式に使われている変数の意味を理解したいときにイラストがあるととても分かりやすいです。
イラストがあると、パッと見でイメージが沸きやすいです。
理系の私にはイラストを使った解説が読みやすいです。
フルカラー表記になっていること
多くのテキストは2色刷のものが多いのですが、フルカラーで表現されていると分かりやすいです。
色分けが読みやすくて、分かりやすい例を以下に示します。
単色の例
直流電源はプラスとマイナスがあります。
色分けの例
直流電源はプラスとマイナスがあります。
いかがでしょうか?
下の色分け表記の方が、単色よりも情報が頭に入りやすいと感じたはずです。
このように色分けは、文章を目で読むことに加えて色からイメージを沸かせる効果も得られて理解しやすくなります。
また、重要な用語にはマーカーが引かれていますが、カラーマーカーのほうが分かりやすいです。
フルカラーのテキストは、読みやすく理解しやすいです!
実際に試し読みすること
結局自分が読んで、わかりやすい!と思えなければ意味がありません。
ですから、テキストを選ぶ際には必ず「試し読み」を行ってください。
ここまでの2つのポイントをクリアしていれば、あなたにとって分かりやすい可能性は非常に高いです。
そうはいっても試し読みは無料でできるため、購入前に一読しておくことをおすすめします。
図やイラストを使った解説イメージを掴んでおくといいですよ!
誰でもわかるシリーズ、みんほしシリーズがおすすめ
- テキスト選びは電験三種の合否に響く重要な位置づけ
- 基礎学習時期には、誰でも分かる電験超入門がおすすめ
- 実力養成時期には、みんほしシリーズがおすすめ
テキストは分かりやすさ優先で選定することをおすすめします。
電気の初学者さん、文系出身者さんは、基礎学習時期のテキストからはじめると、基礎学習が進めやすくなりますよ!
電験三種は学習範囲が広く、自分の理解度が高まるまでテキストを何度も繰り返し読み返すことになります。
だからこそ、テキスト選びは自分の理解度を最大効率で高めてくれるものを選んでください。
サンプルページでの試し読みを忘れずに!
自分に合った過去問選びも、併せてしておくとSTEP3の準備も万全です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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