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芯線切れに効果的なのは?ワイヤーストリッパー、電工ペンチ、ニッパーの使い方!小学生におすすめな工具も紹介

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こんにちは、せでぃあ(@cediablog)です。

ひろ

電線の被覆剥きに失敗しない工具はありませんか?

夏休みの自由研究で電子工作をされる際に、電気配線が必要になるかと思います。

電線の被覆を剥く理由は、銅線だけをむき出しにして機器同士を電気でつなぐためです。

電線被覆を剥く前と剥いた後の写真
被覆を剝く前と剥いた後

電線の被覆を剥くときに、うっかり芯線まで切断してしまった経験はありませんか?

今回、電線の被覆を剥いて銅線をむき出しにするために必要な工具について紹介いたします。

筆者オリジナル工作「じゃんけん装置」の裏側配線部
筆者オリジナル工作「じゃんけん装置」の裏側配線部
この記事を読んでわかること
  • 電線被覆を剥く工具の種類と被覆の剥き方
  • 筆者おすすめのワイヤーストリッパー
この記事を書いた人
せでぃあ

✅電験三種合格者

✅プライム企業に勤める電気・機械設計エンジニア

✅子供と一緒に電子工作を作り、2作品で発明くふう展受賞経験あり

✅本ブログにてArduinoスクラッチプログラミングLESSON記事投稿中

✅YouTubeチャンネル「せでぃあブログちゃんねる」運営中

目次

電線被覆を剥く工具の種類

ニッパー、電工ペンチ、ワイヤーストリッパーの写真

電線被覆を剥く工具を3種類紹介します。

電線を剥く工具たち
  • ニッパー
  • 電工ペンチ
  • ワイヤーストリッパー

ニッパー

電線の切断にも使われる超定番工具、ニッパーです。

ニッパー
ニッパー

ニッパーのメリット

メリット
  • メジャーな工具で普及率が高い
  • 構造が単純

ニッパーはどの家庭でも1つは所有している可能性が高い工具であり、握って電線を切断するという単純な構造となっています。

ニッパーのデメリット

デメリット
  • ビニール電線サイズによっては、被覆だけ剥くのが難しい
  • 誤って電線を切断してしまうことがある

ニッパーのくぼみ部のサイズに適合しない細い電線の場合は、刃物の部分で優しくはさみこんで電線を引っ張る必要があります。

強く挟みすぎると銅線の一部、または電線そのものを切断してしまいかねません

電工ペンチ

電工ペンチは電線の切断、ネジの切断、圧着端子のかしめもできる多機能工具です。

電工ペンチ
電工ペンチ

電工ペンチのメリット

メリット
  • 圧着端子かしめ工具としても使える多機能工具
  • ビニール電線サイズ毎の挿入箇所があり、被覆剥きが失敗しにくい

圧着端子をかしめる工具としても使うことができ、複数の工具を所有しなくてもよくなります。

また、電線サイズに合わせた電線挿入箇所が複数用意されており、適合する穴に挿入して被覆剝きを行うことで銅線まで一緒に切断してしまう失敗リスクが少なくなります。

電工ペンチのデメリット

デメリット
  • 多機能であるがゆえに、本体サイズが大きい
  • 被覆を剥くためには電線を引っ張る力がいくらか必要

電工ペンチは電線の被覆剝き機能だけでなく、電線の切断、ネジの切断、圧着端子のかしめ機能も持つためサイズが大きくなりがちです。

また、ニッパーと同じく電線を手で引っ張る必要があるため、電線の被覆剝き時にはある程度の力が必要です。

ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパーは握るだけで被覆を剥ける便利な工具です。

ワイヤーストリッパー
ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパーのメリット

メリット
  • 構造が単純でだれでも簡単に被覆剥きができる
  • 電線を引っ張る必要がなく、レバーを握るだけで被覆剝きができる

剥きたい電線長さ分を口元に挿入し、グリップを握るだけで誰でも簡単に被覆を剥くことができます

工具の機能を電線の被覆剥きに特化させることで、使い勝手が非常に良いツールとなっています。

ワイヤーストリッパーのデメリット

デメリット
  • 基本的には電線の被覆を剥く専門工具
  • ニッパー、電工ペンチと比較すると若干高め

ワイヤーストリッパーには、電線を切断できるハサミも付いていますがニッパーに比べると切断作業はしづらいです。

ワイヤーストリッパーは簡単に負担が少なく被覆が剥ける専用ツールと考えた方が良いです。

また、ニッパーや電工ペンチと比較すると販売価格帯も若干高めです。

工具を使った被覆の剥き方

ここからは、各種工具を用いた被覆の剥き方について説明します。

ニッパーを使って被覆を剥く

STEP
ニッパーの先端を開いて、電線を挿入する場所を決める
ニッパーを開いた写真
STEP
被覆を剥きたい長さ分の電線を差し込む
被覆を剥きたい分の電線を差し込む
STEP
電線を挟み込んだ状態で、電線を引っ張る
電線を挟み込んだ状態で、電線を引っ張る
STEP
被覆が向けたら作業完了
被覆が向けて銅線がむき出しになった状態

電工ペンチを使って被覆を剝く

STEP
電線サイズにあったくぼみに、剝きたい長さ分を差し込む
電線サイズにあったくぼみに、剝きたい長さ分を差し込む
STEP
ペンチを握って電線を挟み、その状態で電線を引っ張る
ペンチを握って電線を挟んだ状態で電線を引っ張る
STEP
被覆が向けたら作業完了
被覆が向けたら作業完了

ワイヤーストリッパーを使って被覆を剥く

STEP
被覆を剥きたい長さ分の電線を差し込む
被覆を剥きたい長さ分の電線を差し込む
STEP
グリップを握るだけ
グリップを握るだけで、電線の被覆が剥ける

筆者おすすめのワイヤーストリッパー

私のおすすめ工具は、ロブテックス製のLS55です。

筆者おすすめのワイヤーストリッパー:ロブテックス製LS55
ロブテックス製 LS55

ワイヤーストリッパーが小学生におすすめな理由

ワイヤーストリッパーが小学生におすすめな理由を3つ紹介します。

ワイヤーストリッパーが小学生におすすめな理由
  • 安全性が高い
  • 作業がかんたん
  • 壊れにくい

安全性が高い

ニッパーや電工ペンチは、電線の被覆を剝くときに引っ張る必要があります。

引っ張った時の反動で、手の甲を壁や柱にぶつけてケガをする可能性があるため注意が必要です。

また、周りの人に対してもケガをさせてしまっては大変です。

ワイヤーストリッパーはグリップ部を握るだけで被覆を剝くことができるので、こういったリスクを減らすことができます。

作業がかんたん

なんといってもワイヤーストリッパーのウリは、グリップを握るだけで電線の被覆が剥けちゃうこと。

ニッパーは被覆内の電線ごと切断しちゃったりするため、グリップの握り具合の調整が超ハードです。

それに対して、ワイヤーストリッパーはちょうどいいはさみ具合で再現良く動作してくれるので、かんたんに被覆剥きできます。

壊れにくい

小学生が工具を使う場合はうっかり落としてしまうこともあります。

今回紹介するおすすめワイヤーストリッパーは金属で作られており、耐久性が高いため長期間使うことができます。

せでぃあ

ロブテックス製LS55は本当におすすめです!

ワイヤーストリッパーを使えば作業性アップ!【まとめ】

小学生のお子様や、電子工作初心者の方が作業される場合には「力を使わず」「簡単に」「失敗しないで」電線被覆剥きが可能なワイヤーストリッパーが断然おすすめです。

この記事の内容をまとめると
  • 一般的な電線の被覆剥き方法としてニッパー、電工ペンチ、ワイヤーストリッパーが挙げられる
  • ニッパーは銅線の一部またはすべてを切断してしまうリスクが高い
  • ワイヤーストリッパーを使った被覆剝き作業がおすすめ

電線の被覆剝きは何度も行うことが必要となる作業のため、ワイヤーストリッパーを使った効果はバツグンです!

ぜひワイヤーストリッパーを使った安全・快適な作業を体験して、楽しい電子工作ライフをお過ごしください。

せでぃあ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

私も愛用している、おすすめなワイヤーストリッパーはこれです!

私が子供と作った、電気配線が必要な工作についての紹介記事はこちら↓

応援ありがとうございます(^^)/

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