
独学でも電験三種に合格できるって聞いたんだけど
本当に自分が独学だけで合格できるか心配です。
通信教育や専門学校での学習は費用面で負担が大きいので、独学で合格を目指したいと思う人は多いと思います。
人それぞれの性格や環境により、独学という勉強法に対する向き不向きはあります。
今の自分の環境を独学に適したものにするにはどうすべきか?を考えることで、独学による合格が期待できます。
半年に一度の試験に向けて、モチベーションを高くして独学に臨むことが大切です。
項目 | 上期試験 | 下期試験 |
---|---|---|
CBT方式試験日 | 7月6日(木)~7月30日(日) | 2月1日(木)~2月25日(日) |
筆記方式試験日 | 8月20日(日) | 3月24日(日) |
受験申込受付期間 | 5月15日(月)~6月1日(木) | 11月13日(月)~11月30日(木) |
項目 | 上期試験 | 下期試験 |
---|---|---|
CBT方式 試験日 | 7月6日(木) ~7月30日(日) | 2月1日(木) ~2月25日(日) |
筆記方式 試験日 | 8月20日(日) | 3月24日(日) |
受験申込 受付期間 | 5月15日(月) ~6月1日(木) | 11月13日(月) ~11月30日(木) |


<いつから受験勉強始めた?>
大学(電気工学)卒業後、社会人になり転職して2社目のエンジニアリング会社に派遣社員として勤めてから、自身のステータスアップのために独学で勉強を始めました。
職歴についてはプロフィールを参照ください。
<独学による合格までの道のり>
1年目:4科目全部不合格
2年目:「法規」に合格
3年目:「理論」に合格
4年目:「電力」「機械」に合格し、合格持越しの2科目と合わせて『合格者』となり第三種電気主任技術者免状を受領。
- どんなタイプの人が独学に向いているのか
- 独学で合格するために必要な考え方
- モチベーションを維持する方法
独学が向いている人ってどんな人
そもそも独学とは?


独学(どくがく、英語: autodidacticism)とは、学ぶにあたって、先達者の指導を仰ぐことなく独力で目標をたてて習熟しようとする学習方法、能力開発の方法である。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまりは勉強するかしないか、どんな勉強方法で勉強するのかはすべて自分で管理する勉強法になり受け身の姿勢では独学は続かないことを意味しています。
電験3種に合格したいという強い意志がある人


もうこれは独学にかかわらず基本中の基本です。
専門学校や講習会受講は申し込みをした時点である程度勉強する日が決まってくると思いますが、独学は勉強する日や時間、量までもその都度自分で意志決定しなければなりません。
電験三種に必ず合格したいという強い意志が自分に合った参考書や過去問を探して購入するところから始まり、いつ・どこで・何を・どれくらい勉強するのかを計画する力につながっていきます。
電験三種に合格するためには合格したいという強い意志が必須です。
強い意志を持つための「目的」を持っている人


あなたは何のために電験三種に合格したいと思っていますか?
「ただ何となく」「会社が受けろというから」「周りが受けるから」という理由だけでは強い意志を持つことはできません。
目的は人それぞれであると思いますが「資格を持つことで新しい仕事に携わることができる」「自分の給料が増える」「昇進の可能性が高まる」等、合格した結果自分にとってプラスになることをイメージすることで強い意志をもつことができます。
筆者は当時エンジニア派遣社員として電気設計に携わっており、正社員との待遇差に不満を持っていました。
正社員として転職するためにはエンジニアとしての価値を高め、示すことが必要と考えひたすら独学に励んできました。
反骨精神が強い意志を生みだしたケースが筆者の経験ですが、きっかけは人それぞれでよいと思います。
電験三種は1回目の受験で4科目すべて合格することが非常に困難な試験といわれています。
実際に筆者は4回連続で受験して合格を勝ち取りましたが、4年間勉強を継続できたのは先にも上げた電験三種に合格したいという強い意志があってのことです。
今明確な目的を持っているひとはそれを糧に合格目指して勉強に励んでください。
まだ合格した先の目的を見据えることができていないのであれば、自分にとってどんなプラスになるのか考えてみてください。
「時間は自分で作るもの」という感覚が持てる人


自分の周りにはスマホ・テレビゲーム・テレビドラマ・漫画等さまざまな娯楽による誘惑に溢れかえっています。
「仕事が忙しくて勉強する時間がない」「週末は買い物に出かけるから勉強する時間がない」「今日は図書館が休みだから勉強できない」等勉強しない言い訳はいくらでもできます。
当時筆者の近所にある図書館は図書館内の書籍を閲覧する場所しか設けられておらず「勉強禁止」となっていました。
そこで少し離れた別の図書館に行って「社会人専用学習スペース」で勉強したり、ネットカフェでの勉強など勉強環境作りも意識してきました。
勉強する時間は自分で作るという感覚を持つ人が向いていると書きましたが。そうでない人も自分のためだったら今からでも考え方は変えられると思っています。
熱意があなた自身を変えるのです。
受験勉強におすすめな勉強場所については、以下の記事にて詳しく紹介しています。
モチベーションを維持する方法
電験3種は試験範囲が広いことから全科目同時合格は難しく、科目別合格の持越しを利用した積み上げ合格になる可能性が高いと認識しています。
よって独学期間は数年にわたるためモチベーションを維持し続けることが重要になってきます。
そこで筆者が実体験で培った「モチベーション維持方法」をご紹介いたします。
まず1科目合格する
モチベーションを維持するための第一歩となるのがまず1科目合格することです。
1科目合格することで嬉しい気持ちになりますし、他の科目についても合格していきたいという前向きな気持ちになります。
一度に全4科目合格するに越したことはありませんが、合格の第一歩を踏み出すことはとても価値のある事です。
1科目目の合格を目指すなら「理論」または「法規」
まずは「理論」から始めることをおすすめします。
電験三種は「理論」「機械」「電力」「法規」の4科目ありますが、その中でも「理論」は基礎知識的な要素が多く「機械」「電力」をいきなり勉強するよりは「理論」をきっちり勉強したうえで臨んだほうが理解しやすいと思います。
まずは「理論」に合格して「機械」「電力」へとステップアップしていくことをおすすめします。
その次におすすめなのは「法規」で法律に関する内容で暗記がメインとなり、過去問をひたすら解くことで合格率がグッとアップする科目でもあります。
まとめ


考え方次第で誰でも独学向きの人になれる
- 独学を選択するにあたり「合格することへの強い意志」が必要。
- 合格することで達成したい目標をもつことで独学への適応性はさらに高みへ。
- モチベーションを維持するためにはまず1科目合格することが重要。
最後に
何度も同じことを言いますが、電験三種は勉強期間が長期化する可能性が高い試験です。
あなたがまず1科目合格を足掛かりとして、全科目合格者への道をたどっていただけることを切に願います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
独学での勉強方法については、以下の記事にて詳しく説明しています。
コメント