文句ばかり言う態度がでかい派遣社員の方が、私より昇給が多かった話
こんにちは、せでぃあ(@cediablog)です。
派遣社員って文句を言ったら給料がアップするのですか?
このような疑問にお応えします。
私はかつて、大手エンジニアリング会社に正社員型の派遣社員として5年間派遣されていました。
派遣先では、産業機器の電気回路・ソフトウェア制御設計業務に従事してきました。
私は第二新卒者という扱いで派遣会社に入社したのですが、同じ派遣会社に大学新卒として入社した同期仲間が退職をちらつかせて派遣会社に文句を言ったら昇給額がアップしたというのです。
本記事では、文句を言うことで同期仲間が私よりもたくさん昇給していた、切ない体験談を紹介します。
派遣社員なんて辞めてよかった、というエピソードでもあります
✅大手エンジニアリング会社に、派遣社員として5年間勤務
✅電験三種合格を機に転職を決意
✅転職エージェントを活用し、プライム企業に転職成功
✅転職後の異動経験を経て、多様なスキルを身に着ける
- 派遣の同期が多く昇給していた話
- なぜ文句ばかり言うのに多く昇給させるのか
- 派遣社員が終わっている理由
同じ派遣会社の同期が多く昇給していた話
私が派遣社員として勤務していたころ、同じ派遣会社、派遣先の同期仲間とよく飲み会をしていました。
そこでは派遣先職場の愚痴やプライベートの話など、派遣社員同士というフラットな関係がもらたす、心から楽しめる場がありました。
その宴会の場で、同期の一人がとんでもない一言を言ったのです。
会社に辞めたいって言ったら、昇給額がみんなより多かったんだよね
え?まじで??
なんと、退職をちらつかせて派遣会社に文句を言ったら、昇給額がアップしたというのです。
それまで、昇給金額やボーナスについて同期で金額を確認し合うといつも同じ金額だったので、てっきりしばらくは同額のままなんだろうなぁと思っていました。
ところが、こんなことがきっかけで昇給額が同期メンバーの中で頭一つ出てくるなんて驚きを隠せませんでした。
文句言ったもん勝ちなんて信じられません
このエピソードについて、もう少し詳しく紹介します。
本当に派遣会社を辞めたいと思っていた
まずはじめに、同期の仲間は給料をアップしてほしいという目的で、派遣会社に文句を言っていたわけではありません。
派遣先での、派遣社員という立場や業務内容に不満があり、純粋に退職したいという思いを派遣会社本体に伝えたかったのです。
今の職場での仕事内容や派遣という立場をこれ以上続けたくないです
まぁまぁそんなに怒らないで、もう少し様子を見たらどうだい?
退職を申し出ると大体こういった話の流れになります。
私はこれまで2回転職してきましたが、必ず考え直せと言われます。
同期の仲間もあっさりこの時間稼ぎの策にはまってしまい、退職の決意ができませんでした。
退職の思いを伝えたら、何を言われてもその意思を貫き通すことが基本と言われています
本エピソードみたいに、退職をちらつかせて優遇されたと思われる可能性があるからです
給料を上げてくれとは一度も言っていない
同期の仲間は、退職したいという意思を示しながらも派遣会社の上司の説得があり、退職を踏みとどまることにしました。
このとき、「給料を上げてくれなければ退職する」とは言っていません。
つまり昇給額を他の同期よりも多くしたのは派遣会社の独断ということです。
同期の仲間は給料が少ないから辞めたいといったわけでもなく、派遣社員という立場や業務内容に不満があったので、本来であればこれらのケアを提案すべきです。
最も派遣社員という立場については、どうすることもできません。
当時、派遣先の正社員になれる可能性は0でした
派遣先職場の変更という選択肢もあったと思いますが、その同期仲間の派遣先は同じ職場のままでした。
同期の不満に対しては手当が足りていないと思います
同期はその後本当に退職した
その後、同期は再度派遣会社の上司と面談し、退職を決断しました。
同期仲間での飲み会の場でも、自分一人だけ特別昇給額が多かったことについても後ろめたい気持ちになっていたと言っていました。
派遣会社も、同期仲間に多くの昇給額を設定しておきながら、自分の会社にとどめることが出来なかったのです。
これはある意味当たり前なのかもしれません。
なぜなら派遣会社は同期の不満点に対する手当をせずに、昇給額を増やすという行為を行ったのですから。
さらには後ろめたい気持ちにさせてしまい、退職への決断へと進めさせてしまったのです。
派遣会社のやっていることは、ちょっとずれていると思います
なぜ一人だけ特別多く昇給させたのか
なぜ派遣会社は同期が打ち上げた不満点の手当てをせずに、昇給額を増やすという行為を行ったのか?
- 退職されると派遣先からの印象が悪くなる
- 若手社員に辞めてほしくない
- まともな人事評価システムがない
退職されると派遣先からの印象が悪くなる
基本的に、派遣社員は派遣先と派遣契約を結んでいます。
契約期間中に派遣社員が辞めると、派遣先からの印象が悪くなります。
この派遣会社の社員はすぐ辞めるから、ほかの派遣会社の社員と契約しよう
こうなっていくことを派遣会社は恐れているわけです。
辞めたいと本音を打ち上げた社員に対して、自社の印象悪化を避けるために退職を思いとどまらせようとしているのです。
日本国憲法第22条にて職業選択の自由が保障されているので、堂々と退職意思を貫き通してください。
若手社員に辞めてほしくない
派遣会社は派遣レート(時間単価)に応じて、派遣社員の派遣費用をもらっています。
若手社員は基本給が安いので、派遣先から得られる派遣費用からみた利幅が大きいです。
若手は派遣会社の稼ぎ頭なのです。
また、若手社員は新たな新卒社員からみたら親しみの持ちやすい先輩という役割も果たしてくれます。
派遣会社にとって若手社員は、本当に辞めてほしくない存在と言えます。
喜んでいいのかよくわかりませんが
まともな人事評価システムがない
派遣会社のデメリットの一つと言えるのが、脆弱な人事評価制度です。
派遣元会社は、社員の派遣先での業務成果や態度を目の当たりにすることなく、遠隔で評価しているのです。
派遣先からのヒアリングはあるとは思いますが、「現地現物現実」の三現主義が欠けているのです。
若手社員は基本給が少ないこともあり、昇給額はそこそこあるとは思います。
であるがゆえに、人事評価制度について派遣社員自体があまり関心を持たないことも問題なのかもしれません。
いずれにしても、社員の退職したいという思いを踏みとどまらせるために昇給額を多くするなんて、まともな人事評価システムがあるとは思えませんよね。
他の社員のモチベーションにも影響しますよね。。。
派遣社員はつらいよ
派遣社員は、派遣先正社員(プロパー社員)と違った立場であり、つらいです。
派遣社員のつらいところを紹介します。
- プロパー社員に見下される
- そのうち給料が上がらなくなる
- 派遣元・派遣先のお荷物社員になる
キリがないので、厳選してお届けします
プロパー社員に見下される
これは相手は意識していないかもしれませんが、派遣社員を見下している態度は随所に現れます。
私の派遣先職場では、年下のプロパー社員が、年上の派遣社員に対して偉そうにしていました。
その態度の極みが、タメ口です。
私は自分でどうすることもできない「立場の違い」に、やり場のない思いを抱くようになっていきました。
派遣社員という立場なだけで、みじめな思いをするのはつらいですね
こうして、派遣社員という立場が嫌になっていきました
そのうち給料が上がらなくなる
若手社員はそれなりに昇給するため気づかないことが多いと思いますが、将来的には昇給額が少なくなっていきます。
年齢を重ねるにつれて、派遣社員の給料は派遣先の正社員(プロパー社員)と比べて昇給幅が徐々に小さくなります。
それにより派遣社員はプロパー社員に比べて、年収の格差がどんどん広がっていきます。
40代にもなると、その差は歴然としてきますよ
給料が上がらないことに気づくころには、転職も困難な年齢になってしまっている可能性が高いです。
派遣元・派遣先のお荷物社員になる
派遣社員から抜け出せないまま続けていると、派遣先・派遣元どちらから見てもお荷物となります。
お荷物社員と言われてしまう要素を説明します。
派遣元からみたお荷物ポイント
基本給が上がりきって、コスパが悪い
派遣先から見たお荷物ポイント
年上なので使いにくい
派遣先に貢献すべく、一生懸命仕事をしてきた成れの果てがお荷物なんてひどいと思いませんか?
派遣社員のときは、本当に辛かったです
派遣社員という立場そのものに、問題があると思いませんか?
私が派遣社員からプライム企業正社員へと転職できた、ノウハウを紹介しています。
派遣という立場が辞める理由そのもの【まとめ】
- 派遣会社は退職をちらつかせると、昇給額が増えることもある
- 派遣会社の人事制度はまともじゃない可能性がある
- 派遣社員という立場がつらいので、プロパー社員への転職がおすすめ
頑張った社員が報われる会社で働きたいです!
私は派遣社員という立場から抜け出すために、強い反骨精神やハングリー精神を持って努力を重ねました。
その結果、電験三種の取得や、プライム企業への転職成功につなげることができました。
もしあなたが、仕事の頑張りを正当に評価される環境にないのであれば、派遣社員という立場に原因があるのかもしれません。
年齢が若いうちは求人も多いため、転職に有利な立場となります。
目先の昇給額よりも、将来の伸びしろを見据えることに価値があると、私は思います。
派遣社員という立場から脱出することで、自分の人生を変えられると実感しています。
仕事をしながら転職活動するなら、転職エージェントの活用をおすすめしたいです。
あなたの人生が素晴らしいものでありますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
まずは自分の市場価値を確認してみたい!という方におすすめです。
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